7/22
願うことは叶うことじゃなくて
現実をみれば一目瞭然
言えばいいのに
叫べばいいのに
闇はどこまでいっても闇だ
敵うわけない
わたしの闇はどこにある?
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5/5
祈りなど忘れよう
要るのは両足と歩く力だけでいい
まだこの両腕は幻想さえ抱えられない
あなたの愛を憎んで別の光に焦がれるのに
あなたの闇になりたくてその度あなたと目を合わす
この足が折れて砕けたら何にも逆らえずあなたに落ちてしまえる
それこそが幻想だとわかってる
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4/12
乗り継いだバスが行く先を知らない
気まぐれはアタリかハズレか
今は多分余裕なんかなくて
バスに揺られてられるのは逃避なのかも
それでもぼんやりと窓の外を眺められるのは良いことだ
きっとこの現実には
夢との差などなく
どちらも行く末は決まっている
このバスが行く先をわたしは知らない
目を瞑って
何を見るんだろう
誰を見ているんだろう
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4/2
誰かわたしに祈りを
祈って祈って
早く見つかるようにと
しっかり目開けて
這い蹲ってでも
道を見つけるから
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3/12
不安を蝕んでくれ
早く全部喰べてくれ
白い息が震える
呼吸はできてる?
わからない
でも全部喰い尽くして
そしたらわかる?
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2/23
不思議の国から帰ってこれなくなったアリスは
ハートの女王から不思議の国を手に入れたのかもな
覚めなきゃいい
覚めなきゃいい
夢だと知らずに
不思議の国で首を刎ねられてしまえばいい
だってハンプティダンプティには出会えないもの
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2/20
人生五十年と誰かは言ったな
人など夢幻のようであると
その通りだと思う
だけど
わたしは五十年目一杯生きようと思うのよ
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2/14
ハートの爆弾があるでしょう
行き交う人皆どこかしらに持ってるでしょう
だから例えば
煙草の火で触れたりしないで
大きな声で怒鳴らないで
きっとハートは爆発してしまうから
傷付くか付かないかはわからないけど
気付かないわけはないんだから
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2/10
感情をぐしゃぐしゃと丸めて投げつけろ
誰だっていいさ
当たったら受け止めて
投げ合ってぶつけあって色んなものを吸収するんだ
そしてまた投げるんだ
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2/1
いつかいつか、わたしは神さまに出会うの
それはきっと崇拝といって
本当はいてもいなくてもいいのよ、神なんて
愛じゃないのよ
愛じゃないんだから
知ってるわ
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